メカニカルシール端面シールとも呼ばれます。メカニカルシールは回転機械用のオイルシールです。たとえば、遠心ポンプ、遠心分離機、反応器、コンプレッサー、その他の機器です。伝動軸は装置の内外を貫通しているため、軸と装置の間には周方向の隙間が生じます。隙間から装置内の媒体が漏れ出す。装置内の圧力が大気圧より低い場合、装置内に空気が漏れます。したがって、漏れを防ぐために軸封装置が必要です。
シールリングは動的リングと静的リング（以下同じ）の総称であり、メカニカルシールの最も重要な部品です。シールリングはメカニカルシールの性能と寿命を大きく左右します。したがって、それに対していくつかの要件が提示されます。
1. 十分な強度と剛性
使用条件（圧力、温度、摺動速度など）において、破損せず、変形が極力少なく、使用条件が変動してもシール性能を維持できること。特にシール端面には、製品の寿命を確保するために十分な強度と耐食性が求められます。
2. ヒートショックに対する優れた耐性
そのため、熱衝撃を受けても割れないように、材料には熱伝導率が高く、線膨張係数が小さいことが求められます。
3. 摩擦係数が小さい
シールリングの摩擦係数は小さい方がよい。
4. 自己潤滑性が良い
作業中に短時間の乾摩擦が生じてもシール端面に損傷を与えることはありません。したがって、シールリングには良好な自己潤滑性が必要であり、シールリングの材質およびシール流体には良好な濡れ性が必要です。
5. シンプルな構造: シールリングの構造はシンプルかつ対称である必要があり、一体構造が優先されます。シールリングを組み合わせた（埋め込み等）ものも使用できますが、シール端面の溶射構造は極力避けてください。
